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出席カードについて
 表紙:氏名、学生番号、授業評価など
 裏面:質問、コメントなど
 マークシートによりエクセルで管理します

 授業ブログでのフィードバックは次次回授業までに掲載します。
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参考書
心理系
・今田寛ら(編)
 心理学の基礎 3訂版
 培風館、2003
・ベンソン
 マンガ心理学入門
 講談社、ブルーバックス #B-1323 2001
・心理学辞典
  有斐閣、1999
  (CD-ROM版もあり)

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試験問題と解答法について (市原担当分)
・記述式問題(授業全体を通して学んだこと)とマークシート法を
 組み合わせた問題を予定しています。
 →考える力を養う(記述)、知識を身につける(マークシート)
・授業で聞いた内容に基づき解答してください。
 →授業の理解度+表現力を評価するのがテストの目的。
 →「ビデオクリップ」「ニュースヘッドライン」は試験範囲です。
・試験会場には何でも持ち込み可です。
 ただし通信機器(スマホ、PDA、ノートパソコンの通信など)の操作は禁止です。
・自分の頭で考えた文章で解答してください。
 →ノートの丸写しはNGです。

心の問題を考える原点…

宗教と神話
 ギリシア神話
   紀元前2000年ごろ誕生。
   古代ギリシア人の信仰
   や儀式をあらわした神話。
   神々に関する多様な物語と
   伝説からなる。
    →ヘシオドスの「神統記」、
    →ホメロスの「イーリアス」と 「オデュッセイア」
      神話集成が成立(BC8C頃)

  
古代ギリシアの宗教
   自然崇拝にもとづく多神教。
   オリンポスの12神。特権身分の神官はなく、
   一定の教理を定めた経典もなし。

心理学を学ぶと・・・
 @自己の理解が深まるか?
  ・自分とは「何者」か?
   →自分探し、自己実現・・・
  ・不安、ストレスとのつきあい方は?
   →ストレス社会をしなやかに生きる技
  ・「こころ」の「救済」は可能か?
   →幸・不幸とは
    →「生、老、病、死」は
      宗教のキーワードでもある
 A他者の理解が深まるか?
  ・人間関係の問題は解決できるか?
   →恋愛、いじめ、嫉妬、差別
  ・他者の立場に立てるか?
   →大人と子供のちがいは
  ・社会的弱者の支援は可能か?
   →心のケア
 B変身は可能か?
  ・性格は変えられるか?
   →「本当の自分」はあるのか?
  ・行動のコントロールは可能か?
    →セルフコントロールのスキル


心理学Psychologyとは
 人はあたえられた社会的・文化的環境の中で、家族、友人、知人、その他さまざまな人たちと複雑な人間関係をとりむすびながら生きている。こうしたい、こうなればよい、といったさまざまな人間的な欲求、要求、願望につきうごかされ、それを実現しようとしても生きている。そこに喜びや楽しみや満足、悲しみや苦悩や挫折がともなうのはいうまでもない。しかもそれは誕生から死にいたる生涯全体におよんでいる。そのような人の生の営みを、心の働き、その行動へのあらわれ、そしてそれがもつ人間的意味という3つの面からとらえようとするのが心理学である。
(エンカルタ総合大百科より抜粋、マイクロソフト社)


「こころ」の問題を考えるジャンルとして
 ・宗教(神話、信仰・・・)
 ・哲学(芸術、文学・・・)
 ・科学(精神医学、心理学・・・)


心理学の源流は「哲学」にある
  1903年に創設されたという東大の心理学研究室は
  文学部にあり、「美学・芸術学研究室」「哲学研究室」
  と隣接している。

 
  早稲田大学の「心理学教室」は動物実験室を併設している。

哲学philosophyの語源
  philo+sophia 
  「愛する+知識」の意味
  →「愛+知」
  phile「…を好む(者)」の意
  ギリシャ語「愛している」の意
  →「知」を「愛する」ことを通して「こころ」を救済する
   ★知と智は同意
   ★語源のギリシア語philosophiaの原義は
     「知(sophia)への愛(philia)」(エンカルタ99)
      例 上智大学はSophia Universityが英文名称


古代ギリシア哲学の誕生
 「こころの救済」の新しい「提案」  
 主題:神話・宗教の時代から哲学の時代へ
 具体的には:
  「知を愛することを通して”こころ”を救済する」
 方法は:
  「合理的に宇宙(コスモス)を解釈する」
   →神秘性、超越性から離脱


ビデオクリップ
エーゲ海サントリーニ島と古代ギリシア哲学
 哲学と風土・自然環境は密接に関係がある

 プラトン曰く(古代ギリシアの哲学者)
  驚きの心こそ、知恵を愛し求める者の心なのだ。
  つまり、愛知(phillosophy哲学)の始まりはこれより他にない
  (プラトン、「テアイテトス」より)。

「哲学や倫理学では、根本的な問題解決は不可能だと知っている」
 「エゴイズムや欲望をなくそうとするのではなく、・・・
  なんとかコントロールしようとする調整しようとする努力」という。
  (鷲田、思考の技術発想のヒント、1996より)


ビデオクリップ
古代ギリシア哲学者と科学の芽生え
   古代ギリシア人は宇宙を「自然現象」として
    とらえようとした(「数学」と「論理」を駆使)。
    →科学的発想の誕生
  古代人一般
   太陽、月、星は「神」や「妖精」であると信じていた。
    神からのメッセージを知ろうと天体のデータを収集した
    →「神」「超越的力」による解釈
  古代ギリシア哲学者
    「天空」の神格化をやめ自然現象として解釈しようとした
    「数学」と「論理」を使い天体の法則を知ろうとした
    →「客観的事実」に基づく解釈

  
サントリー二島の教会(ウィキペディア) こちら


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