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以下は予定です。変更になることもあります
ストレス対策
1馬耳東風
 →「柳に風」 しなやかな態度で暮らす
2ストレス物質を消す
 →活性酸素が増えない食生活をする
3ストレスに対する慣れを創る
 →適度なストレスに日頃から親しむと、大きなストレスに対し免疫力ができる
 →少量の活性酸素に慣らされていた細胞は大量の活性酸素の暴露に耐性を   示す (慣れのない細胞は死滅する)
 →ストレストレランス(耐性)を高めるとよい! 
4 酒を飲む 

用語(ストレスとつきあうには)
ストレス緩衝効果stress buffering effect
 ストレッサーによって引き起こされるストレス反応が,何らかの個人的あるいは環境的な資源(resource)によって緩和されることをさす。
 そのような働きをもつ資源として,特にソーシャル・サポートや仕事および組織の特性などが注目を集めている。それらの資源によるストレス緩衝効果は,個人に対するストレッサーのレベルが中程度である場合に最も大きくなり,ストレッサーが非常に弱い場合や強すぎる場合には生じにくくなると考えられている。
(心理学辞典、有斐閣、1999)

用語(ストレスをかわす技)
コーピングcoping
 特定の環境からの要求(demand)や自分自身の内部において生じた要求によって引き起こされたストレス反応を低減することを目的とした,絶えず変化していく認知的または行動的努力のプロセスをさす。「対処」と訳されることもある。
 ラザラスとフォルクマン(Lazarus, R. S. & Folkman, S.1984)は,コーピングを,情動的な苦痛を低減させるための情動焦点型コーピング(emotion-focused coping, 回避,静観,気晴らしなど)と,外部環境や自分自身の内部の問題を解決するためになされる問題焦点型コーピング(problem-focused coping, 問題の所在の明確化,情報収集,解決策の考案やその実行など)に分類している。
 これらのコーピングは同時にあるいは継時的に行われ,相互に促進的または抑制的に影響し合うことが多い。また,コーピング方略の実行を規定する要因として,要求に対する認知的評価,自己効力感,問題解決スキル,社会的スキル,ソーシャル・サポートなどの役割が指摘されている。(心理学辞典、有斐閣、1999)

神経系のイラスト図など(自学自習)   
東京医科歯科大学教養部 生物 和田勝氏 
神経システムの全体像を図やアニメで紹介しています
http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textlife/neuron.htm
1.神経系   
2.神経細胞(ニューロン、neuron)
3.膜電位
4.活動電位

5.活動電位の伝導

用語(神経のネットワーク)
神経系nervous system
 身体を構成する機能系(統)の一つ。神経系の機能は受容器で刺激を受け,それに応じて反応する効果器を活動状態にさせることにある。神経系は大きく中枢神経系と末梢神経系に分けられる。前者は頭蓋腔と脊柱管のなかにある脳と脊髄からなる。後者は,前者の外にあり,前者と身体にある受容器・効果器を連絡する神経(脳神経 cranial nerve と脊髄神経 spinal nerve)である。
 機能の面から,神経系は,外部環境に適応して知覚や運動,思考などに関与する動物神経系(animal nervous system, または体性神経系)と内部環境に適応して消化・栄養・呼吸・循環・生殖・分泌などに関与する植物神経系(vegetative nervous system, または内臓神経系)に分けられる。植物神経系は,内臓機能に関係するが,一般に内臓機能は,不随意性および自律性を示すことから自律神経系ともよばれ,互いに拮抗的に働く交感神経系と副交感神経系に分けられる。(心理学辞典、有斐閣、1999)

ビデオクリップ
脳のコラム構造
大脳はコンピュータネットワークそのもの
脳の機能局在
光トポグラフィーによる血流測定例  ペンフィールドの実験

用語(神経の中核部分)
中枢神経系central nervous system
 中枢神経系は,頭蓋腔と脊柱管のなかにある脳と脊髄から構成される。神経管の腔所は脳では脳室に,脊髄では中心管となる。これらには物質代謝をつかさどる脳脊髄液が満たされている。終脳は正中線にある大脳縦裂によって左右の大脳半球に分かれる。終脳は,大脳皮質と大脳髄質および大脳核からなる。
 中枢神経系の機能的役割は,末梢神経系から受容器からの情報を得,その処理・加工を担い,末梢神経系を通じて効果器に生体内外の刺激に適応するように効果器を働かす情報を伝えることであり,この過程のなかに高次精神過程が内在する。(心理学辞典、有斐閣、1999から一部抜粋)

用語(脳と身体器官を結ぶルート)
末梢神経系peripheral nervous system
 脳や脊髄と全身の各末梢部を結ぶ神経線維の束で,(1)中枢神経内に起始細胞をもち,中枢からの情報を全身の筋肉に伝える運動ニューロン,(2)皮膚や感覚器からの情報を感覚性神経節を介して中枢に伝える感覚ニューロンがあるが,(3)両者が混合した神経束もある。
 末梢神経のうち,脳に出入りする視神経(網膜),嗅神経(嗅粘膜),動眼神経(眼球運動筋の運動),滑車神経(目の上斜筋),三叉神経(顔面の皮膚・粘膜の感覚),外転神経(目の外直筋),顔面神経(顔面筋の運動,舌の味覚),内耳神経(聴覚,平衡感覚),舌咽神経(舌と咽頭の感覚,蓋と咽頭の運動),迷走神経(咽頭や喉頭の感覚・運動,胸腹部の血管や内臓の調節),副神経(胸鎖乳突筋,僧帽筋),舌下神経(舌筋の運動)を脳神経とよび,脊髄に出入りする頸神経8対,胸神経12対,腰神経5対,仙骨神経5対,尾骨神経1対を脊髄神経とよぶ。嗅神経・視神経は末梢神経に含めないこともある。(心理学辞典、有斐閣、1999)

配付資料
 中枢神経と末梢神経
 神経システム図

用語(大脳について)
brain
 中枢神経系のうち頭蓋のなかに位置する部分で,上から順に大脳半球,間脳,小脳,中脳,橋きよう,延髄に区分され,延髄の下に脊髄が続いている。これらの間に明確な境界があるわけではないが,脳の個体発生に対応しており,また機能の区分とも一致している。
 大脳半球は表面を覆う大脳皮質と深部に埋もれた基底核(大脳核)からなり,間脳は視床,視床下部,視床腹部などからなる。小脳も小脳皮質と小脳核とからなる。
 一括して脳幹ともよばれる中脳,橋と延髄は,より上位と下位とを連絡する線維の通路にあたるが,そのなかに多数の脳神経核が埋もれている。脳幹は生きていくために必要な基本的機能を営む部位にあたり,小脳は運動に関係し,よりよく生きるための高次機能には,高等動物ほどよく発達している大脳半球が関与している。
 大脳半球のなかでも系統発生的に古い部分は大脳辺縁系といい,これには扁桃体,海馬などが含まれる。(心理学辞典、有斐閣、1999)


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