神経伝達物質の分類
A アミノ酸類
ガンマアミノ酪酸(GABA)、グルタミン酸、グリシン、タウリンなど
B アミン類
アセチルコリン、カテコールアミン(ドーパミン、ノルアドレナリン、
アドレナリン)、セロトニン、ヒスタミンなど
C
神経ペプチド系
オピオイドペプチド(βエンドルフィン、エンケファリン、ダイノルフィン)
→オピオイドとは「モルヒネ様」の意味。脳内にはモルヒネレセプタがある。
タキキニン(サブスタンスP、ニューロキニン)
サイロトロピン放出ホルモン(TRH)
コルチコトロピン放出ホルモン(CRH)
ニューロテンシン(NT)
その他
★「アミノ酸類」と「アミン類」は古典的神経伝達物質という
★神経ペプチド系は1980年代以降発見された。
◆古典的神経伝達物質と神経ペプチドの違い
1 脳内での量的差異
A
「 アミノ酸類」
B 「アミン類」を
C
「神経ペプチド」
(A:B:C=100,000:1,000:1 量の比率
)
2 働きの違い
古典的神経伝達物質(A,B)は一度放出された後ト
ランスポータ(再取り込み)により再利用される。
神経ペプチド系は神経週末部で酵素で切断され
(プロセッシング)放出される。再取り込みはされない